富士山太鼓まつりの歴史

沿革

『日本一の富士山で、日本一の太鼓の祭典を』を合い言葉に、地域の産業振興と滞留観光をめざし、昭和61年に標高1400mの富士山御殿場口特設会場において地元や全国の太鼓団体が集う、第1回『富士山太鼓まつり』が開催された。古来より日本人には富士山へ強い憧れがあり、その美しさは詩に歌にあるいは絵にと様々な手段で伝え継がれ、今日に至るまで日本の精神的な「故郷」 として富士は人々から親しまれてきた。

また、和太鼓は日本各地の伝統的な祭事で数多く用いられ、その音色や奏者達の姿は人々の心に「故郷」の記憶を呼び起こす。この2つの「故郷」を重ねあわせ、 結び付けることにより夏の富士の麓に日本の心の故郷を復元しようという理念のもと、『富士山太鼓まつり』は出発した。

特色

『富士山太鼓まつり』の特色の一つは、御殿場市内のみならず県内や全国の太鼓団体が出場し、演奏をすることにある。祭りには全国でも有数の太鼓団体を数団体招き、その演奏は会場を訪れた人々を魅了している。

また、御殿場市近郊や県内の地元団体は毎年5~10団体出場し、ゲストの演奏家たちに匹敵する気迫で祭りを盛り上げる。その中には、子供だけの団体、障害者の団体等の参加もあり、和太鼓が年齢性別等の壁を越え幅広い層の人に親しまれていることがわかる。

もう一つの特色は、「一人打ちコンテスト」である。第2回からはじめられたこの「一人打ちコンテスト」は全国から名乗りをあげた和太鼓奏者達が一堂に会し、日々の研鑚の成果を競うというもの。
平成5年の第8回からは、富士山ルネッサンス協会が製作した、世界最大級の和太鼓『富士山』(地上高3m77cm6mm、重量2.5t(台を含む))を使い、「大太鼓富士山一人打ちコンテスト」として更に盛り上がりをみせている。

現在では大太鼓『富士山』は、『富士山太鼓まつり』のシンボルとなっており、「大太鼓『富士山』を富士山で是非叩きたい」と、全国から参加応募や問合せが多数あることである。


略年表

年度 概要
昭和61年 第1回富士山太鼓まつりを開催(御殿場・裾野・小山及び観光協会等の共同開催 委員長:御殿場市観光協会長)
昭和62年~ 団体演奏のほかに一人打ちコンテストを開始平成3年御殿場市が観光協会を中心に単独でまつりを実施
平成4~11年 御殿場わらじ大祭の一部として御殿場わらじ大祭実行委員会富士山太鼓まつり部会が富士山太鼓まつりを主催
平成12年~ わらじ大祭の発展的解消に伴い、富士山太鼓まつり実行委員会が発足(委員長:御殿場市観光協会副会長)